2017年8月21日 (月)

「けものフレンズ」 塩

2話では、「じゃんぐるちほー」で暮らす
たくさんのフレンズが紹介されました。

そんな中で、アクシスジカのフレンズが
「ここの土、なめると体にいいんだって。塩がどうの・・・」
という場面がありました。

動物にとっても塩をはじめとするミネラルは、
体に必要な栄養素。

動物園では、ミネラルが含まれたエサを与えたり、
「鉱塩」と呼ばれるレンガのような塊を、
好きなときになめられるように置くこともあります。

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(「鉱塩」をなめるカピバラさん 2010年2月に長崎バイオパークにて撮影)


では、野生ではどうしているのでしょうか?
実際に土から摂取している動物もたくさんいます。

例えば、アフリカの熱帯林には、「バイ(bai)」という湿地があり、
動物たちはそこの土からミネラルを摂取しているそうです。

この「バイ」を作っているのが、マルミミゾウ。
2話で登場したのはインドゾウでしたが、
アフリカの熱帯林には、耳が丸くてやや小柄なゾウが暮らしています。

Photo
(マルミミゾウのメイちゃん 2015年10月に安佐動物公園にて撮影)

熱帯林で暮らす草食動物たちは
主食である草や葉だけでは、
十分なミネラル分を摂取することはできません。

しかし、ある特定の土壌を掘ると、
ミネラルの宝庫が見つかることがあるそうで、
その場所を優れた嗅覚で見つけ出し、
牙などを使って掘り起こすことができるのがマルミミゾウなのです。

マルミミゾウが時間をかけて掘り起こしていくと、
ミネラル部分の表層があらわになり、
「バイ」が形成されていきます。

マルミミゾウが掘った穴から水がしみ出し、
その水を飲むことでもミネラルを摂取できるようになります。

「バイ」は森で暮らす多くの動物たちにとって、
とても大切な場所となります。

しかし、この大切な「バイ」を作れるマルミミゾウは
密猟などによって絶滅の危機に瀕しています。

マルミミゾウの牙は三味線のバチに使われているため、
間接的とはいえ、密猟に日本人も関係しています。

もし、マルミミゾウがいなくなったら、
「バイ」が形成されなくなって他の動物も生きられなくなるだけでなく、
種子散布も行われなくなるので、森もなくなります。

需要がある限り、密猟はなくなりません。

「けもフレ」をきっかけにこの記事を読んでくださった方の中に、
マルミミゾウと日本人の関係にも
興味を持ってくださる方がいることを願っています。

マルミミゾウと三味線の関係に関する過去記事はこちら

「バイ」やマルミミゾウについては、下記の本に詳しく書かれています。

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2017年8月20日 (日)

「けものフレンズ」 大口勝負

1話ではカバのフレンズがセルリアンに
「私に大口勝負を挑むなんて」
というセリフがありました。

実際に勝負をする場面はありませんでしたが、
カバの大口は、先日、王子動物園で見ることができました(^^)。

以下、2017年7月に王子動物園にて撮影。

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出目男くん。

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ここで限界かと思ったら・・・

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もうちょっと開きました(^^)。

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たぶん、あくびだったと思います。

この出目男くんには、今年の4月に誕生した
出目丸くんというお子さんがいますが、
この日はお母さんと屋内展示で
プールに潜っていたので見られませんでした。

2012年に誕生した出目太くんは
長崎バイオパークで去年の10月、お父さんになりました。

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(2016年12月に長崎バイオパークにて撮影)

出目太くん、息子のテト君と大口勝負でしょうか(^^)。

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(2016年12月に長崎バイオパークにて撮影)

こちらはたぶん、テト君のお母さん、モモさんだったと思いますが、
カバの口の中はこんな感じになっています。

カバは水に潜っていることも多いですが、
エサを食べているところが見られるイベントなどもあるので、
そのような時間帯を狙うと楽しく観察できると思います♪

天王寺動物園のカバ(2015年4月)はこちら

旭山動物園のカバ(2016年9月)はこちら

長崎バイオパークのカバ(2016年12月)はこちら


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2017年8月19日 (土)

「けものフレンズ」 小石遊び

2話では、コツメカワウソがすべり台(?)を楽しんだり、
小石をお手玉のように使って遊んでいる場面がありました。

これらも、実際に見られる行動です。

小石やビー玉があると、器用に遊んでいます。

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(多摩動物公園にて2012年9月に撮影)

いつもビー玉があるわけではないようで、
私はこの日しか見たことがありませんが、ものすごーく可愛かったです!!


(2015年7月に撮影)

こちらは小石で遊んでいますが、落としちゃうところもカワイイです。

すべり台的な遊びは、市川市動植物園の「流しカワウソ」が有名ですね。


(2015年7月に撮影)

この日はなかなか流れてくれず、
閉園間際にやっとちょい流れしてくれました(^^)。

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(2017年5月に千葉市動物公園にて撮影)

そして先日は、プレーリー式の挨拶をしている(?)、
コツメカワウソもいました(^^)。

2017年5月に行った千葉市動物公園の記事はこちら

ただし、コツメカワウソはお昼寝していることも多いので、
短時間で遊んでいるところが見られる確率は
高い方ではないと思います。

「見られたらラッキー」ぐらいの気持ちで行くか、
ひたすら待ち続けるか、どちらかですね(^^)。

待てば必ず見られるというわけでもありませんが、
流れるところが見たいと思って待っていたら、
小石遊びが見られた・・・なんてこともあったので、
じっくりと1種類の動物を観察していると
予想外の楽しい場面が見られることもありますよ♪


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2017年8月18日 (金)

「けものフレンズ」 プレーリー式挨拶

月曜日から、アニメ「けものフレンズ」が
再放送されていますね。

この作品をきっかけに動物園へ行く人が増えたそうで、
どんな作品か気になっていたので録画して見ています(^^)。

ちゃんとそれぞれの動物の特徴を盛り込みつつ、
キャラクターを作り上げているので、
実物を見てみよう!という気持ちになるのでしょう。

習性なども描かれているので、
本当なの?と思った人の参考になればと思い、
関連する写真を紹介します。

今日の5話ではオグロプレーリードッグのフレンズが登場し、
「プレーリー式挨拶」が描かれていました。

これは、けっこういろいろな動物園で見たことがあります。

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(伊豆シャボテン公園にて2012年11月に撮影)
現在は「伊豆シャボテン動物公園」に改名。

Photo
(羽村市動物公園にて2013年11月に撮影)

そして、解説で登場した「江戸川区自然動物園」。

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(2016年5月に撮影)

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(2016年5月に撮影)

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(2017年5月に撮影)

江戸川区自然動物園のオグロプレーリードッグは
網などもないのでとても見やすくて、
挨拶もけっこう頻繁に行われているのでオススメです!

しかも、入園無料ですよ♪

(2017年5月に行った記事はこちら


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2017年8月17日 (木)

Windows10「フォト」 ホイールの設定

Windows10で写真を見るときには
「フォト」というアプリを使っていますが、
今までは、マウスのホイールでスクロールすると
「拡大/縮小」ができたのに、
8月上旬ぐらいから「次の画像」になるように
変わってしまいました。

私のPCに問題があるのかなとも思いましたが、
調べてみたら他にも同じような人がいたので
アップデートによる変更のようです。

「次の画像」になった方が使いやすい人もいるようですが、
私は「拡大/縮小」をよく使うのでとても不便になりました。

Ctrlキーを押しながらスクロールすると、
「拡大/縮小」出来ますが、
やっぱり前の方が便利だったので
戻す方法はないかさらに調べてみたら、
フォトにホイールの「設定」がありました!

1枚の写真を見ているときに
設定をクリックしても出てこないのですが、
スタートメニューなどからフォトを起動させて
右上にある「・・・」から「設定」へと進むと
マウスホイールの設定が出てきました。

Photo

これなら、「拡大/縮小」派も「次の画像」派も
好きな方を選ぶことができますね。

今まで、「フォト」をスタートメニューから起動させたことは
一度もなかったので、こんな「設定」画面があることさえ
知りませんでしたが、元に戻せてよかったです。

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2017年8月16日 (水)

「気持ち悪い」と「すごーい!」は表裏一体!?

前回、動物園で動物を見て
「気持ち悪い」という表現を使う人がいると書きました。

そのことについて、もう少し詳しく書こうと思います。

例えば、去年の8月に遠足について書きましたが、
金沢動物園でオオカンガルーを見ていると、
いつも、ある個体に対する反応が気になります。
(遠足での反応についてはこちら

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白いカンガルーは、ルビー君というアルビノ(メラニン色素の欠乏)の個体です。

1.「なんでヤギがいるの?」
2.「なんであれだけ白いの?」
3.「アルビノでしょ」
4.「気持ち悪い」

大きく分類すると、このような感じの反応があります。

まず、大人も子どもも、ヤギと間違える人がけっこういます。

多くの人はなぜ白いのか気になっていますが、
わからないまま去って行くことが多いです。

たまに、お父さんらしき人から
「アルビノ」という言葉が出てきます。

そして、一番ショックだったのは、
遠足で来ていた子どもが発した「気持ち悪い」。
これについては、2016年8月26日の記事に書きました。

1頭だけ色が違うと「気持ち悪い」と言われてしまうことがある一方で、
色が違うことで珍しがられて、待ち受け画面にされるほど
人気となるケースもあります。

例えば、黄金のヒラメ。

突然変異で、黄色以外の色素が少なくなったのではないかと
言われています。

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このような説明があれば、なぜ色が違うかわかりますし、
「珍しい」=「見られてラッキー」という気がしてきます(^^)。

そしてもう1つ、「気持ち悪い」という表現がよく聞かれるのが、
オスがメスの尿をなめているような場面です。

人間の感覚からすれば「気持ち悪い」かもしれませんが、
多くの動物は、尿の匂いなどで発情しているかを調べているので、
子孫を残すためには必要なことであり、
それがその動物にとっては「普通」なのです。

そういった理由がわかれば、「気持ち悪い」とは
思わないのではないでしょうか。

なぜかわからないままだと、「気持ち悪い」と感じてしまいがちですが、
理由がわかると逆に「すごーい!」と思うこともたくさんあると思います。

動物を見て疑問に思ったことは質問したり、
帰宅してから調べたりすることまで含めて、
「動物園へ行く」ことだと思います。

また、来園者が疑問に思うことについて、
質問できる機会を作ったり、
予め掲示しておくことまで含めて、
「動物を展示する」ことだと思います。

掲示などで工夫している園もありますが、
近くに飼育員さんがいないなど、
質問する機会がない園もまだ多いと感じます。

しかしそれは、質問する人が少ないから、
そのような機会も少ないのかもしれません。

実際、「飼育員さんのお話」などのイベントに
ほとんど人が集まっていないことも多々あります。

来園者側と動物園側、それぞれが積極的に発信していくことで
「気持ち悪い」は「すごーい!」に変えられると思います。

そして、「気持ち悪い」を「すごーい!」に変えることが、
動物園で暮らす動物たちの幸せにもつながっていくと思います。

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2017年8月15日 (火)

金沢動物園のオオツノヒツジ

オオツノヒツジにも、5月に2頭の赤ちゃんが誕生しています。

スーチョワンバーラルのところで長居してしまったので、
帰る前にちょこっと寄ったのですが、
もうお部屋に入ってしまったりして、数頭しか外に出ていませんでした。

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赤ちゃんのうちの1頭だと思います。

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これは、去年生まれたジュタロウ君かな?
なんとなく、ジュタロウ君だ!という気がしましたが・・・。

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去年、記事を書いていなかったのですが、
7月に見に行ったときのジュタロウ君。

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(2016年7月に撮影)

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(2016年7月に撮影)

オオツノヒツジは、金沢動物園12頭、
盛岡市動物公園で5頭飼育されているだけなので、
(2017年5月10日現在)
初めて見る人も多いと思います。

お子さんと一緒に来ていた大人が、
(「おばあちゃんと孫」という感じ)
「ほら、ヤギだよ!ヤギ」と言い続けて、
表示を見て間違いに気づいたのですが、
「オオヒツジだって。ヤギでもヒツジでもいいけどね」などと
言っていました。

「オオヒツジ」ではなく「オオツノヒツジ」だし、
どっちでもよくありません。
動物に失礼だと思います!!

大人がこんなことでは、動物たちに申し訳ないです。

初めて見たなら、せめて名前ぐらいはきちんと読んで、
お子さんたちに教えてあげることが
動物たちへの最低限の礼儀だと思います。

動物園では、よく「くさい!」と言っている子どももいますが、
最近増えている気がするのが、「気持ち悪い!」という表現です。
子どもより、若者がよく発しています。

動物によって体のつくりが様々なので、
ちょっと変な感じがするのはわかります。
でも、それを「気持ち悪い」と表現するのも失礼だと思います。

私たちは、観察させていただいている立場なのに、
マナーの悪い大人が多く、そのような大人と一緒に来ている子どもも、
きっと、それでよいと思ってしまうでしょう。

まずは、大人をなんとかしなければなりませんね・・・。


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2017年8月14日 (月)

金沢動物園のスーチョワンバーラル

今回は、6月22日と6月25日に誕生した
スーチョワンバーラルの赤ちゃん(2頭ともメス)も
ぜひ見たいと思っていました。

ヒツジっぽい感じ、ヤギっぽい感じもありますが、
鳴き声は、メェ~っとヒツジのようでした。
(分類上はウシ科)

今までじっくり見たことがなかったのですが、
赤ちゃんはもう、斜面を下りたり登ったりできるようで、
いろいろな場面が見られたので、つい長居してしまいました(^^)。


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カワイイ♪
この可愛さ、ものすごくツボです(^^)。

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大人のオスは立派な角ですね。
とても重そう。

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上の写真と同じ場所でエサだと思うのですが、
この枝を使って体を掻いていました(^^)。


スーチョワンバーラルは、金沢動物園(12頭)のほか、
群馬サファリパーク(1頭)と姫路セントラルパーク(19頭)で
飼育されているそうです。
(2017年7月5日時点)


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2017年8月13日 (日)

金沢動物園のインドゾウ

久しぶりにズーラシアでラスクマル君とシュリーさんを見たら、
チャメリーさんのことも気になったので、
先週、金沢動物園(横浜市)へ行ってきました。

公式サイトには、
チャメリーさんとボンさんが同居中と書いてありましたが・・・

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なんだか嬉しそうなチャメリーさん。
ボンさんのところへ向かいます。

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この日は、柵越しでした。

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チャメリーさん、ボンさんの牙に鼻を巻き付けたり、

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足で触ったり(?)していました。

やはり、長い牙は魅力的なのでしょうか???

この日は他にも気になる動物がいて、
かなりの時間そちらにいたので、
途中、どうなったのかは見ていませんが
帰る前にもう一度寄ってみると・・・

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3頭一緒に出て、水浴びしていました。
ヨーコさんも楽しそう♪

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でも、ずっとボンさんがシャワーを独り占めしていて、
チャメリーさんが浴びるところが見られず、残念。

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大きくて、長い牙を持つボンさん。
お子さんたちは「マンモスみたい!」と言っていました(^^)。


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2017年8月12日 (土)

8月12日は「世界ゾウの日」

8月12日は、世界中でゾウの保護を呼びかける「世界ゾウの日」。

需要がある限り、密猟はなくなりません。
日本人もゾウの密猟に無関係ではないことを
ぜひ知っていただきたいです。

マルミミゾウと三味線の関係に関する過去記事はこちら

Photo
(2014年7月にズーラシアにて撮影)

「世界ゾウの日」ということで、ゾウに関する話題をもう1つ。

先日、NHKで放送された
「アフリカゾウの家族をつくる 28年間の記録」という
ドキュメンタリーを見ました。

たぶん、去年放送されたものの再編集だと思われますが、
去年見られなかったので楽しみにしていました。

でも、あまりに短すぎました・・・。

例えば、砥夢君が誕生したことは取り上げたのに、
いつのまにかいなくなっている感じに編集されていました。
どこへ行ったか気になった人も、たくさんいると思うのですが・・・。

砥夢君は、2012年11月に多摩動物公園へ移動となりました。

砥夢君だって、これから家族をつくっていく大切な存在です。

もし、あの番組を見て興味を持った方は、
過去の記事も読んでみてください。

ブログ内関連記事

「国内でのアフリカゾウの人工哺育」(2014年)は、こちら

「国内で誕生したアフリカゾウの今」(2014年)は、こちら

そして、とべ動物園のアフリカゾウについて、
もっと詳しく知りたい人には、↓の児童書もオススメです!

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