2022年4月 4日 (月)

ズーラシアのアカアシドゥクラングール

3月に、久しぶりにズーラシアへ行きました!
最後に行ったのは2019年12月なので、
約2年ぶりです。

この日のアカアシドゥクラングールは、
ワニさん&ラーくん一家。

行っていなかった2年間に、誕生や死亡がありました。
以下、ズーラシアのプレスリリースより。

2021年4月9日 ムー♀死亡(両親:コイ♂&ツバオ♀)
2013年12 月に誕生し、ツバオさんが体調不良になったため、
人工哺育で育ち、バックヤードで飼育されていました。
死因は成長期の発育不全による衰弱。

2021年5月28日 コイ♂死亡(ツバオさんのパートナー)
アカアシドゥクラングールの飼育下での平均寿命は約25年、
コイくんは25歳ということで、死因は加齢による衰弱。

2021年5月13日 ライ♀誕生(両親:コイ♂&ツバオ♀)
コイくんが亡くなる少し前に誕生したんですね。

2022年1月29日 アーニ♂死亡(両親:ラー♂&ワニ♀)
2015年4月23日に 誕生し、段々と成獣のオスらしくなってきて、
最近は弟のマニ君と飼育されていたようです。
死因は、下痢症状による衰弱。

2022年1月29日 オスの赤ちゃん誕生!(両親:ラー♂&ワニ♀)
現在、お名前投票中。

今、どのようなグループで飼育されているのかわかりませんが、
家族としては下記のようになると思います。

●ツバオ♀ファミリー

サオ♀(2015年生)→2019年にワニファミリーへ
プク♀(2017年生)
モイ♂(2019年生)
ライ♀(2021年生)

2019年のモイくん
https://quelque-chose.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-88c0f2.html



●ワニ♀&ラー♂ファミリー

ショーン♂(2014年生)→バックヤード?
マニ♂(2017年生)→単独飼育?
ホア♀(2020年生)
赤ちゃん♂(2022年生)

ショーンくんは、ムーちゃんと同じく人工保育だったのですが、
だんだんと展示されなくなりました。

私が最後に見たのは2017年です。
このときは、ムーちゃんと一緒にワニさんたちと展示されていました。
https://quelque-chose.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-f648.html

というわけで、この日の展示は、
ワニさんと赤ちゃん、ラーくん、ホアちゃん、サオちゃん、
だったと思います。

Photo_20220403163803

ワニさんと赤ちゃん。

 

1

赤ちゃん、見えました! カワイイ(^^)。
こっち見てるよね?

Photo_20220403163801

右はサオちゃんかな? ツバオさん似だと思います。

Photo_20220403163802

これが、ホアちゃんかな?

Photo_20220403164501

そして、たぶんラーくん。

暖かい日だったので、みんな活発に動いていました!

 

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2021年8月11日 (水)

ここに貼らないで~

久しぶりの更新です。
半年更新していませんよ~と、
ココログからお知らせが来てしまいました。

1年間未更新のブログについては、
記事の追加や編集ができなくなるそうです(汗)。

だいぶ前の話ですが、親戚がトウモロコシを送ってくれました。

でも、ゆうパックの受付の方が、ここにシールを貼ったので、
「おいしい食べ方」が読めなかった・・・。

Img_0246

「ゆでる」が見たかったのに、シールはキレイにはがれないし、
とても困りました。
まあ、ネットで調べればわかりますが、
シールを貼る場所はほかにもあるのに、
なぜよりによってここに貼ったのか知りたい(笑)。

ゆうパックなどの受付の方、どうか説明の場所には
シールを貼らないでください!

 

 

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2021年3月15日 (月)

無漂白のティッシュ「グリーンセイビング」

愛用していた「モーリティシュ」が生産終了となり、
去年からずっと無漂白のティッシュを探していました。

去年見つけたのが、オーガニック食品を扱うお店で
「モーリティシュ」の代替品として販売されていた
「グリーンセイビング」(コアレックス株式会社)と言う商品。

同社は、環境に配慮した再生紙100%のトイレットペーパー、
ティッシュペーパーを製造しているとのことで
メーカー直販「まーくんのエコショップ」でも販売されています。

そちらでまとめ買いをした方がお得なのですが、
漂白に関する情報が載っていません。

去年の2月に、漂白について問い合わせをしたときは、
使用している原料は印刷が施されている古紙のため、
インクを除去しなければならず、
消費者ニーズに対応し、多少の漂白はしているとのことでした。

その後も無漂白を求めて時々検索していたら、
同社の「みんなでリサイクルティシュー」という商品が
「大地を守る会」のサイトで販売されているのを見つけました。
そしてサイトには、「無蛍光・無漂白」と書かれています!

気になったので先日、またまた問い合わせをしたところ、
「みんなでリサイクルティシュー」と「グリーンセイビング」は
パッケージが違うだけで中身は同じとのこと。

環境に配慮し、安心して使用できる商品を作れるように
設備的、技術的な改良に取り組んでいる結果、
現在は、商品を製造する段階で地下水で洗浄を繰り返し、
除菌をすることによって漂白されており、
漂白剤としての薬品は使用していないとのことでした。

なんと! 薬品による漂白なしに改良されていました。

さっそく、店頭で6個パックセットを買ってみました。

Greensaving1

Hikaku1
上がグリーンセイビング、下が漂白されているティッシュです。
サイズが少し小さめですが、色はそれほど変わりません。
柔らかさも、私としては十分だと思います。

メーカー直販のサイトにはあまり情報が載っていないので、
「モーリティシュ」の代わりを探している方の
参考になればと思い、記事を書きました。

「無漂白」の愛用者が増えれば、
もっと購入しやすくなっていくと思います。

追記:2021年3月17日

同社の「コアレックスティシュー」も
パッケージと枚数が違うだけで、
中身は同じとのことです。
問い合わせに対しても、
とても丁寧に返信してくださいました!

こちらは楽天の直販店でも販売されています。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ティシューペーパー コアレックスティシュー 10パック入り
価格:4000円(税込、送料無料) (2021/3/17時点)

5パック入りのハーフもあります!

現在、キャンペーン中でお得な「オマケ付き」も
販売されているようです↓。

追記:2021年3月28日

オマケの「Chacopero(チャコペロ)」は、
茶色のトイレットペーパーです。
災害等緊急時に古紙が手に入らなくなった際に、
段ボールでもトイレットペーパーができるのか
という試みで出来上がった商品とのこと。
品質検査には合格しているけれど
商品としては試験用なので数量限定で作られたようです。

ちょうどティッシュが欲しかったので
キャンペーンの方を買ってみました。
チャコペロはとても柔らかいです。

専用の芯も入っていて、
ワンタッチタイプのホルダーでの使い方も
画像付きで説明されていたのでわかりやすかったです。



 

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2021年3月 8日 (月)

国内で飼育されているアフリカゾウの今後

秋田市大森山動物園の公式サイトに
アフリカゾウ「だいすけ」が死亡しました、という
悲しいお知らせがありました(3月5日付)。

国内で飼育されているアフリカゾウに関しては、
2018年に、仙台市八木山動物公園、秋田市大森山動物園、
盛岡市動物公園の3園で協力して、
ペアや環境を変えることで繁殖につなげる動きがありました。

※以下、年齢は2018年9月時点
八木山:リリー♀(29歳)、ベン♂(29歳)、メアリー♀(52歳)
大森山:花子♀(29歳)、だいすけ♂(29歳)
盛岡:マオ♀(16歳)、たろう♂(28歳→2018年11月に死亡)

上記のゾウが各園で飼育されていましたが、
八木山と大森山でメスの交換を行い、
現在は、八木山で花子♀、大森山でリリー♀が飼育されています。

アフリカゾウの飼育状況は刻々と変化しており、
2016年4月にとべ動物園「アフ♂」死亡(→母娘3頭)、
2018年11月に盛岡市動物公園「たろう♂」死亡(→♀1頭)、
2019年11月に多摩動物公園「チーキ♀」死亡(→♂♀各1頭)、
2020年5月に姫路セントラルパーク「ヒロ♂」死亡(→アフリカゾウの飼育終了)、
2020年8月に東山動植物園「ケニー♀」死亡(→アフリカゾウの飼育終了)、
そして今年に入って大森山動物園の「だいすけ」死亡(→♀1頭)。

このほか、メスのみで飼育しているところが数か所あります。

八木山のベン以外、おそらくオスはこの3頭だけでしょう。
タカ♂(ヒロ♂×ワタ♀) 1991年に姫路セントラルパークで誕生→安佐動物公園
砥夢♂(アフ♂×リカ♀)2009年にとべ動物園で誕生→多摩動物公園
ダイ♂(マルミミゾウ)秋吉台サファリランド

盛岡のマオ♀も大森山のリリー♀も、1頭だけになってしまいました。
これから、どうするのでしょうか。
マオさんには、人工授精の計画があるようですが、
もし人工授精に成功しても、1頭だけで育児ができるのでしょうか・・・。

マオさんを所有している多摩は、
アコ♀(推定55歳)と砥夢♂(11歳)の2頭になりましたが、
マオさんの子どもと砥夢君との繁殖を目指しているようなので、
まだ多摩へ戻るという線はないように思います。

ダイ♂はマルミミゾウなので、安佐のメイ♀との同居が計画されていますが、
安佐のマルミミゾウ舎は、まだ完成していないようです。

完成したら、タカ♂&アイ♀(マオの母)のところに
マオ♀(タマオ♂×アイ♀)を移動させたらいいのにと思いますが、
安佐で5頭のゾウを飼育するのは難しいのでしょうか。

ほかによい方法があるのかもしれませんが、
いずれにしても、人間の都合ではなく、
ゾウたちにとって何が一番いいのかを考えて
環境を整えていかなければ、ゾウ達に申し訳ないと思います。

仲間を失ったゾウたちが幸せに暮らせるように、
新たな環境が整えられることを願っています。


Photo
(マルミミゾウのメイちゃん 2015年11月 安佐動物公園にて撮影)


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2021年1月14日 (木)

六花亭のラインナップに異変?!

2017年1月に函館を訪れた際に、
初めて「トヨシロ」(季節限定)を食べて以来、
発売時期にお取り寄せをするようになりました。

そして、「トヨシロ」と同じくらい、
いや、それ以上に気に入ったのが「玉がしわ」です。

今年もそろそろお取り寄せしようと思って
六花亭のオンラインショップを見たら、ないのです!
「トヨシロ」も「玉がしわ」も・・・。

一体、何があったのでしょうか???

Twitterを検索したら「玉がしわ」終売との情報もあり、
それはショックすぎるので、オンラインショップから問い合わせてみました。

「玉がしわ」については、新商品がいくつか発売されたことにより、
それらの製造ラインとの兼ね合いで販売を休止しているそうです。
例年は1月に発売している「トヨシロ」は、今年は3月の予定となっているものの、
「予定」なので変更の可能性もあるのでご了承ください、とのこと。

Rokkatei
(2019年1月撮影)

これが私のベストメンバーなのですが、
そういえば、「豊平」もない・・・。

「トヨシロ」&「玉がしわ」愛はしっかり伝えましたが、
ないと余計に食べたくなりますね(^^)。

早く復活しますように。

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2021年1月 8日 (金)

「本当に???」と思った情報はリリースを確認!

昨日、各社のニュースサイトで、
「横浜銀行が2月16日から紙の通帳発行に手数料をとることになった」
という記事がありました。

最初に読んだ記事がJIJI.COM(時事ドットコム)だったのですが、
「えっ???」とかなりビックリしました。
その記事(2021年01月07日19時47分)には、
「新規口座開設者のほか、
既に口座を持っている預金者が通帳を繰り越す際にも徴収する」

と書かれていたからです。

しかし、よく調べてみたら間違いだったようです。

横浜銀行が1月7日に出した
「デジタルサービスの拡充および各種手数料の改定・新設等について」
というリリースを確認すると、
「実施日より前に開設された口座は対象外です」
書かれていました。

ちなみに、他のニュースサイトを確認すると、
日経新聞電子版(2021年1月7日 15:02)は
「16日より前に開設された口座からは徴収しない」、
読売新聞オンライン(2021/01/07 17:34)は
「(70歳以上と)すでに口座を持っている顧客も対象外となる」、
共同通信(2021年1月7日 17時53分)は
「来月16日以降に口座開設する人が対象」と
なっています。

そして、先ほど時事ドットコムの記事を確認したら、
新規口座開設者を対象に、
通帳の発行時と繰り越しの際に手数料を徴収する
と修正されていました。

Web版の記事は、印刷物と違って公開してからも修正できるので、
スピード重視でチェックが甘い傾向があると思います。

「えっ? 本当に???」と思ったら、
リリースや他の記事を確認した方がよいと改めて思いました。

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2020年10月19日 (月)

おびひろ動物園 麻酔なしでキリンの削蹄に成功

10月12日付の「北海道新聞どうしん電子版」によると、
おびひろ動物園の飼育員さんがハズバンダリートレーニングにより、
麻酔なしでキリンの削蹄ができるようになった、とのこと。

素晴らしいことですね!

簡単なことではないと思いますが、これを機に、
他の園でも取り組める環境が整っていってほしいです。

2018年の動画では、まだ前肢を上げるところまででした。

2020年10月の動画では、上の動画で言っていた目標を達成しています!

10月15日付の「おびひろ動物園公式ブログ」によると、
トレーニングを始めたころは、
削蹄の必要性はそれほど感じていなかったそうですが、
急に削蹄が必要な状態になってしまったとのこと。

もし放置していたら関節が変形してしまい、
それはキリンにとって命にかかわること・・・。

早くからトレーニングに取り組んでいたので、
命を守ることができたのです。

飼育員さんが書いたブログには、

「でもまだ私の役割は終わっていません。
この技術を伝承すること。
これが1番大変かもしれない。

いつ異動になるかわからない公務員。
伝承する時間も取れないくらい急にやってくる異動。

じゃあ誰に伝承すればいい?
みんないつ異動になるかわからないのに…」

「公務員だけど、
飼育員は飼育技術者であることを
思い知らされた。」

と書かれています。

飼育員さんの異動、
どうにかならないのでしょうか。

動物たちが幸せに暮らすためにも、
まずは飼育員さんたちの労働条件などを
改善していくことが必要だと思います。

この飼育員さんの師匠で、
ハズバンダリートレーニングの技術を広めるために
尽力している飼育員さんに関する過去記事はこちら

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2020年10月10日 (土)

ビジネス文書のサンプルと現実のギャップ

企業のお客様相談室などでは、
定型文を使うことが多いのでしょうか。
配置されている人数も多くはないと思うので、
作業効率を考えたら、そうなってしまうのかもしれません。

先日、初めて買ったある商品に問題があって軽傷を負い、
今後の改善に活かしてほしいと思い、お客様相談室に報告しました。

すぐに返事とお詫びの品が届きましたが、
定型文だけの手紙でした。

ビジネス文書には詳しくないので、
受け取った手紙の仰々しさに驚いたのですが、
ビジネス文書・消費者へのお詫び、などで調べてみたら
そっくりなサンプルがありました。
今時でも、あれがマナーなのですね。

受け取った手紙は、サンプルよりさらに仰々しい感じだったのですが、
サンプル自体が、受け取る側とのギャップがあるように思います。
ビジネス文書のマナーは、どこまで守るべきなのか気になります。

例えば、出だし。

拝啓 〇〇様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

これ、入れないとダメなのでしょうか。

挨拶文なので深い意味はないのでしょうが、
自社の商品を使ってケガをした人に対して、
「清栄」とか「お慶び」とか、とても違和感があります。

そしてこの一文のせいで、なんだか「他人事」と思われているような、
どこか「遠くから」対応されているような印象を受けます。
もし私がとても怒っていたなら、この一文を読んだだけで
余計に怒りがこみあげてきちゃうと思います。

それでも、ビジネス文書のマナーとして、必要なのでしょうか。。。

そのほか、気になる部分を抜粋します。


日頃は弊社商品をご愛顧いただきまして誠に有難く厚くお礼申し上げます。


今回初めて買って、問題があったから気に入ってないのに、
「ご愛顧」っていうのはどうなのでしょうか。
1度しか買ってないのに「誠に有難く厚くお礼」って畳かけられても、
こちらは引いてしまいます。
息継ぎしたいから、読点も入れてほしい(^^)。

この度は弊社商品において大変ご不快の念をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。

ケガをしたことに対して、
「大変ご不快の念をお掛けし」というのもしっくりこないし、
「お怪我は大丈夫でしたか」などの言葉もないので
「申し訳ない」という気持ちが伝わってきません。


お手数をお掛けしましたので、弊社商品をお送りさせて頂いております。

ケガをしたことが「お手数」なのでしょうか。
「お送りさせて頂いております」は二重敬語ですね。
「頂きます」ではなく「頂いております」だと、
「いつもそうしております」というニュアンスが感じ取れます。
シンプルに、「お送りします」ではダメなのでしょうか。


末筆ながら、〇〇様の今後のますますのご健勝を心から祈念申し上げます。

そして最後に、就活を思い出すお祈り。
しかも「祈念」って、どんだけ祈ってくれるんだろう(^^)。
「ケガが早く治ること」を祈ってくれるならわかりますが、
「ご健勝」ではいかにも使いまわしな感じです。

「今後の改善の参考にさせていただきます」という言葉もありましたが、
本当に改善する気持ちはあるのかな?と思ってしまいました。

一人ひとりに対する返事を考えるのは時間もかかるし、
寄り添った言葉を考えるのも大変だと思います。
しかし、「不快の念」ですませるのではなく、
それぞれのケースに合わせて言葉を選び、
今回なら、ケガをしたことに対する言葉を入れてこそ、
お詫びの気持ちが伝わるのではないでしょうか。

この手紙からは、「気持ち」が全く伝わってきませんでした。
ビジネス文書って、どうしてこんなに現実とかけ離れているのでしょうか。
丁寧であることは大切ですが、もっとシンプルで寄り添った感じの方が
お詫びの気持ちが伝わるように思います。

このような定型文は、いつ、誰が考えたかわかりませんが、
「マナーだから」使い続けるのではなく、
「相手がどう感じるか」を考えて変えていくことも
必要なのではなないかと思います。


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2020年6月26日 (金)

「ズーラシア樂会」動画配信 ゾウたちの 20 年

今年の2月にズーラシアで開催される予定だった
開園20周年記念シンポジウム「ズーラシア樂会」が、
公式YouTubeで動画配信されています。

2月だったら行けなかったので、
このような形で公開されて嬉しいです(^^)。

まだ全部は見られていませんが、
一番気になっていたゾウの講演を見ました。

最後に、豊橋へ移動したチャメリーさんの近況も語られ、
チャメリーさんの「タダモノではない感」に驚きましたが、
期待せずにはいられません!

ぜひ、嬉しい報告とともにズーラシアに戻ってきてほしいです。

 

 

他の動画も公式サイトから見られます!

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2020年5月13日 (水)

オランウータンの前での食事問題

ズーラシアの公式アカウントによるツイート(5月8日)が問題視され、
それに対する園のコメント(5月9日)が出ていましたが、
その結果、問題視した人たちが悪いような流れになっていて
なんだかモヤモヤしています。

「問題だ」と考える人たちのリプライを見ても、
(ちゃんと見てないのかもしれませんが)
「問題ない」と言えてしまう人たちがいるという現実。

園のコメントには「不特定多数の人がオランウータンを前にして食事することは
確かに問題だと思います」とありますが、どんな問題なのか書かれていません。
さらに、「信頼関係がある飼育員」だから許容される範囲と判断したとありますが、
問題点を明らかにしていないのに、なぜ「信頼関係があれば大丈夫」と言えるのか、
納得できる説明にはなっていないと思います。

それにも関わらず、園のコメントを見た人たちは、
なぜ「問題ない」と判断できるのでしょうか。

「あの写真が問題視されたのは、・・・という可能性があるためですが、
それについて園としては・・・と考えています」というような形で
きちんと説明して、来園者がやらないように教育する機会だったと思うのですが、
それがなされなかったことが残念です。

しかし一方で、「オランウータンの前で食べてはいけない」理由を
誰もが納得できるように説明するのも難しいと感じました。

オランウータンの前で食べてはいけないことをきちんと説明している園は
どれくらいあるのでしょうか?

私は、円山動物園であのような掲示があることを
今回初めて知りました。
他園でもあるのかもしれませんが、
私はこのような掲示を見たことがありませんでした。

「オランウータンはとても賢いので、
食べている姿を見て、味を想像し、欲しくなります。
でも、彼らに与えることはできません。
それが彼らにとってストレスになります」

だから、オランウータンの前で物を食べないでください、
と書かれています。

しかし、「ストレス」というのは漠然としています。

例えば、「勝手に食べ物をあげてはいけない」ことは、
虫歯になったり、病気になった例をあげて
多くの園が説明しているのを見たことがあります。

ストレスによってオランウータンは、
飼育員さんに対して攻撃的になるのか?
オランウータン同士でケンカしがちになるのか?
便秘になってしまうのか?
それとも、うつ病のようになってしまうのか?
掲示には、そこまでは書かれていないようです。

実際にどのような事例があるのか知りたかったので
海外も含めて記事や論文を探してみましたが、
見つけることができませんでした。
(もっとよく探せばあるかもしれませんが・・・)

調べる中で「visitor effect」という言葉が気になったので、
ネット上で読めるものを読んでみました。

「ORANGUTAN BEHAVIOUR IN CAPTIVITY:
ACTIVITY BUDGETS, ENCLOSURE USE & THE VISITOR EFFECT.」
(CHOO YUAN TING 2011)

シンガポール国立大学の学生が書いた修士論文で、
シンガポール動物園のオランウータンを調査したものです。

かなり長いので、その中で関係がありそうな
Chapter4を読んでみたところ、食べ物のことも書かれていました。

先行研究から、類人猿のいくつかの種は、
来園者が動物と関わろうとすることでより来園者に向けた行動を見せる、
という点に着目し、2タイプの展示場で調査を行っています。

筆者が立てた仮説の1つに、
「食べ物を持っている来園者の存在により、手を伸ばすなど
おねだりの行動がより多くなる」というものがありました。

結果には「仮説通り、食べ物はオランウータンにとって非常に強力な刺激となり、
食べ物が存在するとおねだりや来園者を見ることが大幅に増加した」と
と書かれています。

しかし行動には個体差があり、おねだりが顕著に増えたのは11頭のうち2頭。
また、シンガポール動物園のオランウータンは
人間と一緒に写真撮影などを行っており、
人間との距離が近く、人間に対する恐怖心が少ないことが
「おねだり」などの行動にもつながっているのでは、とも書かれており、
動物園で飼育されているオランウータン全般に当てはまるとはいえないでしょう。

ここで気になるのが、シンガポール動物園では
オランウータンの近くで朝食を食べるイベントを行っていること。
もしオランウータンの前で食べることがよくないなら、
動物園としてこのようなイベントを行ってよいのかという疑問が出るのですが、
著者はそこには触れていません。
むしろ著者は「おねだり」を、来園者に向けたポジティブな行動として分類しています。
攻撃的な行動や常同行動の増加、あるいは親和的な行動の減少などを
ネガティブな行動と考えているようです。

そのような分類をしているので、来園者の行動は、
オランウータンのストレスの明らかな兆候とは関連しておらず、
食べ物を持つ来園者はエンリッチメントになりうるとまで言っています。
私にとって「おねだり」はポジティブな行動とは思えませんが、
シンガポール動物園の考え方が影響しているのかもしれませんし、
先行研究でそう考えられているのかもしれません。

「おねだり」をポジティブな行動と考えたとしても、
おねだりしても食べ物がもらえなければストレスになるのではないか。
それが知りたかったのですが、この論文ではそこまでは調べていません。
オランウータンの気持ちを聞くことはできませんし、
コルチゾールを測定するなどしないとストレスかは判断が難しいので
簡単には調べられないのでしょう。

結局、ストレスの問題はわからないままなのですが、
非常に賢いチンパンジーに関して、
今回の件の延長線上にあるような動画がありました。

「Smart chimp asks zoo visitors for drink」というタイトルの動画です。

 

 

「Scroll in」というサイトにあった
「How a chimpanzee at a zoo explains to a visitor that he needs a drink」
というタイトルの記事(Jul 09, 2017)によると、
このチンパンジーはイギリスにあるWelsh Mountain Zooで飼育されているそうです。

チンパンジーはレジ袋に飲み物が入っていること、
それを小さな穴に流しこんでもらえば飲めることを知っています。
だから、来園者にサインを送って、飲み物を飲もうとするのです。
途中ででてくるバナナは、穴に入らないこともわかっています。

動画に出てくる来園者は全く悪いと思っておらず、
記事もチンパンジーの賢さに着目していて
これが動物にとってよくないことだとは書いていません。

記事には動物園関係者の言葉もありましたが、
このような現場を見てスタッフが注意すると、
来園者たちは「だってチンパンジーに頼まれたから」と言い訳するそうです。
勝手に食べ物を与えている人が「だって欲しがるから」と
言い訳するのと共通しています。

来園者をきちんと教育しなければ、このような状況は避けられないでしょう。

動画のチンパンジーほどはっきりとしたサインでなくても、
「おねだり」をされたら、放飼場のスタイルによっては投げ入れたりして
食べ物をあげてしまう人が増える可能性があります。
このようなことにならないためにも
「類人猿の前で食べ物を食べたり見せたりしてはいけない」のかもしれません。

ストレスに関するわかりやすい事例がないとなると、
この問題を理解してもらうのは簡単ではないと思いますが、
このような問題こそ、遠足の事前学習などで話し合えば、
子どもたちの遠足ももっと有意義になり、
動物園でしてはいけないことなども、身についていくのではないかと思います。

私は私学で探究活動などの取材をする機会も多いのですが、
グループワークや調べ学習をする中で、児童や生徒たちは、
様々な角度から考えて、自分の意見を発表しています。
動物園へ遠足に行くなら、
このようなテーマをぜひ事前学習に取り入れてみてほしいです。
そして、どんな意見が出たか聞いてみたいです。

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