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2011年10月 6日 (木)

ジプシーさんの本

多摩動物公園のジプシーさんを見て以来、
オランウータンに興味を持ち、
いろいろと調べてみました。

まず最初に読んだのは、ジプシーさんに関する本。
当時の飼育員さん自ら執筆したり、
執筆に協力した本が2冊出ています。

『オランウータン わんぱくっ子とおかあさん』(ポプラ社)は、
すでに絶版になっているので、図書館で借りました。

ジプシーさんが多摩動物公園にやってきた1958年から、
ジプシーさんと最初のご主人ドン・ホセの結婚式、
ジプシーさんが手助けしたドン・ホセの脱走、
ドン・ホセの死、新しいご主人ジローの登場・・・など、
1979年ごろまでのことが書かれています。

長女のジュリーさんと離されてしまったジプシーさんが
半年ぶりに我が子と再会したときの行動には
親子の深い絆を感じました。

ご興味のある方は、ぜひ図書館で借りてみてください!


『オランウータンのジプシー』(ポプラ社)の方は、
夏休みの課題図書に選ばれるなど、
今も多くの子どもたちに読まれているようです。

こちらは、新しいオランウータン舎を作るため、
仮住まいに引っ越した2003年ごろから、
新しいオランウータン舎へ移り、
スカイウォークに挑戦したときの話、
2005年に日本平動物園から
長女のジュリーさんが戻ってきた話など、
2008年ごろまでのことが書かれています。

娘と孫を心配して、
高齢のジプシーさんがスカイウォークに挑戦し、
飛び地から戻れなくなってしまった話や、
ジプシーさんがお掃除やガーデニングにハマった経緯など、
興味深い話がたくさん書かれていて、
すっかり私の愛読書になりました(笑)。

特に興味深かったのは、雑誌に対する反応。
オランウータンたちに雑誌を与えたら、
他のオランウータンたちは、すぐに破いてしまったのに、
ジプシーさんは、ページをバラバラにしたあと、
気に入ったページだけを集めて持ち歩いていたそうです。

しかも、気に入ったページというのが、
グルメやコスメ、女性モデルのページばかりで、
いかにも女子が好きそうなセレクトだったとか。
白黒ですが、ジプシーセレクトのページ写真も載っています。


最後の章には、野生のオランウータンが
絶滅の危機に瀕していることについても書かれています。

森林伐採やアブラヤシ農園の増加などにより
オランウータンの生活が脅かされていることに、
日本人も深く関わっていることを
改めて実感しました。

ジプシーさんは、私たちにそのことを伝えるために、
日本に来たのかもしれません・・・。

ジプシーさんの故郷についても書かれているので、
こちらの本も、ぜひ読んでみてください!


次回も、オランウータンに関する本を紹介します。


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