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2017年6月19日 (月)

WebTVあきた「キリンを幸せにしたい!キリン飼育のスペシャリスト」

秋田市大森山動物園の飼育員さんが
キリン飼育のスペシャリストとして
秋田の県政テレビ番組で紹介されたとのことで、
その動画(3分30秒)が公開されていました。

この動画をたくさんの人が見て、
何かを感じ、何かの行動を起こして、
ハズバンダリートレーニングを取り入れる園が
増えるきっかけになればいいなと思います。

「悪評」というのはあっという間に広まりますが、
それに比べてこのような地道な取り組みへの「よい評価」は
広まるまでに時間がかかるような気がします。

しかし、よい取り組みこそ、もっと積極的に評価して
広めていかなければならないと思います。

特に、ハズバンダリートレーニングには時間が必要です。
問題が起きてからでは手遅れになる可能性があります。
「何も問題ない」ときにこそ、始めておくべきだと思います。

実際にトレーニングを行っている様子はこちら↓。

トレーニングを取り入れていない園もまだまだ多いようですが、
取り入れてはいるものの、個体差や環境の違いにより、
思うように進まず、悩む飼育員さんもいるようです。

少し古い記事ですが、
京都市動物園の飼育員さんが執筆した
「キリンタイムズZ」という記事がありました。

トレーニングの難しさを語った記事(2013年8月執筆)はこちら

勉強会に関する記事(2013年11月執筆)はこちら

記事の中で飼育員さんは、

「ひとつの施設で得た情報(良いことも悪いことも)を共有し、
それによって各施設でより良い管理をしていくことができたなら、
事故も減り、健康で長生きするキリンが増え、
その結果日本のキリンは増えていくでしょう」

と綴っています。

この飼育員さんはその後、キリンの担当ではなくなり、
記事は2014年9月で終わっていますが、
最後の記事にもとても大切なことが書かれていました。
記事はこちら

「『残念な死』とは、予測可能な事故や管理の仕方に
よって亡くなってしまうことを私はそう言っています。
(中略)
事前にそうならないように気を付ければ防げることもあります。
ミスは誰にでもありますが、それらを恥ずかしがらず
事実を共有して二度とないように
当事者以外の人も気を付けることも大切です」

本当にその通りだと思います。

事故や死亡につながったことは
小さなことでもきちんと発信して、
全国の動物園でそれを共有していくことが重要だと思います。

そこから、その対策を知っている園が情報を発信し、
それを各園が取り入れて行くことで、
多くの命を助けることができるはずです。

そのような情報発信をもっと活発にするためには、
よい取り組みや情報発信を積極的にしている動物園に対して、
きちんと「よい評価」をしていくことが、
小さな1歩になるかもしれません。

小さな1歩でも、たくさんの人が踏み出せば
きっと、大きな1歩につながると思います!


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