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2017年11月14日 (火)

「ありがとう!オランウータンのジプシー 映像とお話でふりかえる62年」

11月12日に多摩動物公園で開催された
「ありがとう!オランウータンのジプシー 
映像とお話でふりかえる62年」に参加しました。

貴重な写真や映像もたくさん見せていただき、
飼育員さんたちの思いがこもったステキな会でした。

最後に記念品(ポストカードor栞)までいただきましたが、
ジプシーさんの指紋を栞にするアイデア、
とてもステキだと思いました。

250人分ぐらいご用意いただき、
たぶんボランティアさんたちの力があってこそ
実現できたことだと思います。
作ってくださった皆様、ありがとうございました!!
大切にします。

最近は講演中の撮影禁止が多い中、
一部(他社提供のものなど)を除いて撮影OKとのことで、
そういったご配慮も、来場者のジプシーさんへの思いを
理解してくださっているのだと感じました。

Img_0174
古いアルバムをめくったときのような、ステキな写真♪

全身麻酔をかけることは苦渋の決断だっただろうと
ニュースで知ったときから思っていましたが
口の中の写真も見せてくださり、
かなり悪い状態だったこともわかりました。

ジプシーさんは、いつから痛みを我慢していたのか。
楽しそうにリキ君と遊んでいたときも、
実は痛かったのかもしれません。

飼育員さんによると、昨年の秋ごろから歯磨きを嫌がるようになり、
今年の8月初旬に口腔内に腫れと化膿を発見。

たびたび出血も見られるようになり、
抗生物質による治療を続けたものの、
しだいに固いものが食べられなくなり、
柔らかい、好きなものしか食べなくなってしまったそうです。

そして麻酔をかけて検査した結果、
「扁平上皮ガン」だったとのこと。

進行を抑えるためには、
左下顎を切除しなければならないほど悪くなっていたのです。

検査後、覚醒の段階で呼吸が止まり、
蘇生を試みたものの、目覚めることはありませんでした。

Img_0212

高齢だったこともあり、麻酔は弱めにしたようで、
効くまでに時間がかかったとのことで、
効くまでの間、飼育員さんが雑誌を見せていたそうです。

その雑誌も展示されていて、
ジプシーさんが特にチェックしていたものに
付箋をつけてくださっていました。

雑誌の画像は問題あるかもなので
アップしないでおきますが、
「このトレーナー すごくチェック」という付箋が指していたのは
KENZO タイガースウェット グリーン(たぶん2012年)。
KENZOの文字がオレンジです。

緑のトラ(^^)。
ジプシーさん、何がそんなに気になったのか?
着てみたかったのかな。

バッグの写真を何度も指でなぞったりもしていたそうで、
そんなふうに飼育員さんと楽しく雑誌を見ているうちに、
麻酔が効いてきてそのまま眠りについたなら、
きっと苦しむことはなかったのでしょう。

最期までファッション雑誌を楽しんでいたなんて、
さすがおしゃれなジプシーさんです。

Img_0228

ジプシーさんが愛用していた、赤いコップも展示されていました。

まだ、放飼場を見ると寂しい気持ちになってしまうので、
なかなか足が向かないのですが、これからも
ジプシーさんが残したものがどうやって受け継がれていくかを
見届けていきたいと思っています。


 

 

 

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