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2020年10月

2020年10月19日 (月)

おびひろ動物園 麻酔なしでキリンの削蹄に成功

10月12日付の「北海道新聞どうしん電子版」によると、
おびひろ動物園の飼育員さんがハズバンダリートレーニングにより、
麻酔なしでキリンの削蹄ができるようになった、とのこと。

素晴らしいことですね!

簡単なことではないと思いますが、これを機に、
他の園でも取り組める環境が整っていってほしいです。

2018年の動画では、まだ前肢を上げるところまででした。

2020年10月の動画では、上の動画で言っていた目標を達成しています!

10月15日付の「おびひろ動物園公式ブログ」によると、
トレーニングを始めたころは、
削蹄の必要性はそれほど感じていなかったそうですが、
急に削蹄が必要な状態になってしまったとのこと。

もし放置していたら関節が変形してしまい、
それはキリンにとって命にかかわること・・・。

早くからトレーニングに取り組んでいたので、
命を守ることができたのです。

飼育員さんが書いたブログには、

「でもまだ私の役割は終わっていません。
この技術を伝承すること。
これが1番大変かもしれない。

いつ異動になるかわからない公務員。
伝承する時間も取れないくらい急にやってくる異動。

じゃあ誰に伝承すればいい?
みんないつ異動になるかわからないのに…」

「公務員だけど、
飼育員は飼育技術者であることを
思い知らされた。」

と書かれています。

飼育員さんの異動、
どうにかならないのでしょうか。

動物たちが幸せに暮らすためにも、
まずは飼育員さんたちの労働条件などを
改善していくことが必要だと思います。

この飼育員さんの師匠で、
ハズバンダリートレーニングの技術を広めるために
尽力している飼育員さんに関する過去記事はこちら

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2020年10月10日 (土)

ビジネス文書のサンプルと現実のギャップ

企業のお客様相談室などでは、
定型文を使うことが多いのでしょうか。
配置されている人数も多くはないと思うので、
作業効率を考えたら、そうなってしまうのかもしれません。

先日、初めて買ったある商品に問題があって軽傷を負い、
今後の改善に活かしてほしいと思い、お客様相談室に報告しました。

すぐに返事とお詫びの品が届きましたが、
定型文だけの手紙でした。

ビジネス文書には詳しくないので、
受け取った手紙の仰々しさに驚いたのですが、
ビジネス文書・消費者へのお詫び、などで調べてみたら
そっくりなサンプルがありました。
今時でも、あれがマナーなのですね。

受け取った手紙は、サンプルよりさらに仰々しい感じだったのですが、
サンプル自体が、受け取る側とのギャップがあるように思います。
ビジネス文書のマナーは、どこまで守るべきなのか気になります。

例えば、出だし。

拝啓 〇〇様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

これ、入れないとダメなのでしょうか。

挨拶文なので深い意味はないのでしょうが、
自社の商品を使ってケガをした人に対して、
「清栄」とか「お慶び」とか、とても違和感があります。

そしてこの一文のせいで、なんだか「他人事」と思われているような、
どこか「遠くから」対応されているような印象を受けます。
もし私がとても怒っていたなら、この一文を読んだだけで
余計に怒りがこみあげてきちゃうと思います。

それでも、ビジネス文書のマナーとして、必要なのでしょうか。。。

そのほか、気になる部分を抜粋します。


日頃は弊社商品をご愛顧いただきまして誠に有難く厚くお礼申し上げます。


今回初めて買って、問題があったから気に入ってないのに、
「ご愛顧」っていうのはどうなのでしょうか。
1度しか買ってないのに「誠に有難く厚くお礼」って畳かけられても、
こちらは引いてしまいます。
息継ぎしたいから、読点も入れてほしい(^^)。

この度は弊社商品において大変ご不快の念をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。

ケガをしたことに対して、
「大変ご不快の念をお掛けし」というのもしっくりこないし、
「お怪我は大丈夫でしたか」などの言葉もないので
「申し訳ない」という気持ちが伝わってきません。


お手数をお掛けしましたので、弊社商品をお送りさせて頂いております。

ケガをしたことが「お手数」なのでしょうか。
「お送りさせて頂いております」は二重敬語ですね。
「頂きます」ではなく「頂いております」だと、
「いつもそうしております」というニュアンスが感じ取れます。
シンプルに、「お送りします」ではダメなのでしょうか。


末筆ながら、〇〇様の今後のますますのご健勝を心から祈念申し上げます。

そして最後に、就活を思い出すお祈り。
しかも「祈念」って、どんだけ祈ってくれるんだろう(^^)。
「ケガが早く治ること」を祈ってくれるならわかりますが、
「ご健勝」ではいかにも使いまわしな感じです。

「今後の改善の参考にさせていただきます」という言葉もありましたが、
本当に改善する気持ちはあるのかな?と思ってしまいました。

一人ひとりに対する返事を考えるのは時間もかかるし、
寄り添った言葉を考えるのも大変だと思います。
しかし、「不快の念」ですませるのではなく、
それぞれのケースに合わせて言葉を選び、
今回なら、ケガをしたことに対する言葉を入れてこそ、
お詫びの気持ちが伝わるのではないでしょうか。

この手紙からは、「気持ち」が全く伝わってきませんでした。
ビジネス文書って、どうしてこんなに現実とかけ離れているのでしょうか。
丁寧であることは大切ですが、もっとシンプルで寄り添った感じの方が
お詫びの気持ちが伝わるように思います。

このような定型文は、いつ、誰が考えたかわかりませんが、
「マナーだから」使い続けるのではなく、
「相手がどう感じるか」を考えて変えていくことも
必要なのではなないかと思います。


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